「さあ才能に目覚めよう」を読むまで。読んでから。
トム・ラス「さあ才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0」
を読みました。
この本は、クリフトン博士が開発した、ストレングス・ファインダーという性格診断テストをやってみて、自分がどういう資質があるかがを見てみよう、という本だと思いました。
昔、10年以上前(大学生の頃)買ったのですが、自分が凄い人であってほしい、という願望と、多分しょうもない奴だな、、という不安がせめぎ合っていて、客観的な評価として出るこの性格診断テストを受けることができませんでした。
今は、昔ほどそういう考え方が薄まってきているので、再度購入してやってみることに
しました。成長ですね。
強みは34個あります。約35分の質問(体感は10分くらい)で、上位5位まで評価してくれます。もっと詳細なものは、+6,000円程度出せば受けられます。
アレンジ、運命思考、回復志向、学習欲、活発性、共感性、競争性、規律性、
原点思考、公平性、個別化、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成欲、着想、調和性、適応性、内省、分析思考、調和性、適応性、未来志向、目標志向
の34個の中から、
学習欲
公平性
収集心
着想
内省
が私の資質ということだそうです。
ストレングスファインダーの良い点の1つは、ネガティブなワードを全く使わず、
強みとして褒めてくれるような言い方をしてくれるところだと思います。
例えば、収集心 の私への評価なのですが、
「子ども時代に読書の魅力を知ったのかもしれません。 あなたの成長期において、読書に没頭することは、一部の大人や同年代の子どもたちを怒らせることなく、「人と関わり合いにならないようにする」方法だったようです。 あなたは、人と穏便に付き合い、グループに溶け込むことに加えて、フィクションの登場人物、人間の本質、地理、歴史的な出来事、他の文化や科学などに関する情報をいくらか集めているかもしれません。」
とのことで、本当にその通りだと感動しました。ただ、これは批判的にも書ける内容で、八方美人とか、そういう言い方もできて、そういう点は過去に言われてきてコンプレックスになっていました。とても優しいですよね。そういう言い方もできるんだな、この部分が読めただけでも買って良かったと思いました。
あとは、自分の上位資質に公平性が来ているのが、印象深かったです。
世の中の仕組みは公平とは程遠いですが、やっぱり、競争をしたり、生活したりする上で、前提やルールが程度明確で平等であることが好きで、重視しますね。多分親や漫画の影響だと思います。
面白かったのが、個別化が高い人たちの声、として、4行くらい、マーシャ・D(出版社重役)のコメントがあったんですが、
「ときどき、オフィスの外へ出るとー、なんていうの、よくマンガで登場人物の頭の上に吹き出しがたくさんあるじゃない?ああいう小さな吹き出しがみんなの頭の上にたくさん出ていて、心のなかを私に語っているのが見えるの。変でしょう?でもしょっちゅう起こるのよ」p87
この人、相当面白いですよね。出版社に勤めているからそうなの?なんなの?なんでオフィス内はそういうのないの?と思って、これやってみたいなと思いました。
この本自分の近い人にもやってみてもらいたいです。なんかカルトの勧誘みたいな感じに感じられたら悲しいな、とは思いますが、大事にしている部分を知る上では相当便利だと思いました。